エチオピア在住の方と仕事をする際は“時間”に注意!
グローバル化が進み、いろんな国の方と仕事をする機会も増えています。
隣国のアジア圏のみならず、ヨーロッパやアフリカの方と仕事をする人もいるのではないでしょうか。
今日はアフリカの中でもエチオピアの方と仕事をする際の時間の注意点について、少しお話しようと思います。
なぜエチオピア時間に注意すべきなのか
それは、エチオピアが我々日本人はじめ多くの国の人々が使っている“西洋暦”とは違う、独自の“エチオピア暦”を使い、一日の始まりの時間もエチオピア特有の“エチオピア時間”を使っているから。
エチオピア暦は西暦マイナス7(8)年
今日は2025年2月14日(バレンタインデーですね)ですが、エチオピア暦だと2017年6月7日になります。
長期プロジェクトの場合、認識の齟齬があると、えらいことになりますよね。ははは。

いや、笑えない。
エチオピア暦は以下で調べられますのでご活用ください↓
なぜマイナス7(8)年なのか
エチオピアで独自に発展したキリスト教”エチオピア正教“では、キリスト誕生、つまり西暦元年を西暦7年ととらえているのです。
ですが実際にエチオピアの方に話を聞くと、グレゴリウス13世が是正する前の暦を使い続けているため、西暦とズレが生じていると説明を受けました。
「イエス様が生まれた時から暦が始まっているので変更するのはおかしい」とのことでした。
なぜ月も変わるのか
エチオピア暦は基本的に365日なのですが、“30日間からなる1ヵ月×12”と“5日間からなる1ヵ月”の合計13ヵ月になるのです。

エチオピア暦の販売サイト
西洋暦でも30日と31日、今月に限っては28日であるように、色々なのです。

子どもの頃、28日もしくは30日までしかない月を「2・4・6・9・11(にしむくじゅういち)」と覚えさせられた人、手を挙げて~
一日は午前6時から始まる
エチオピア時間は一日の始まりは午前6時になります。
これはオンライン会議などでも注意が必要ですね。
我々は一日の始まりは午前0時が当たり前だと思っていますが、かつての日本だって平安時代は今の午前3時頃が一日の始まりでした。
江戸時代には子の刻(午前0時前後)が一日の始まりとされていましたが、人々の認識では午前6時頃からが“一日の始まり”だったのです。
つまり、現在のエチオピア時間と同じですね。
こういう常識を覆される場面では「なぜ0時が一日の始まりなのか」という視点を得る学びのチャンスだと思いました。
ちなみにエチオピアは三つの異なった自然環境に分かれており、それぞれに宗教も異なります。
高地の農耕地帯はエチオピア正教。
低地砂漠の牧畜地帯はイスラム教。
南部低地の半乾燥地帯はアニミズム。それぞれ食べ物も異なり、違う地域の食べ物は、不浄のものとして口にしないそうです。
エチオピア人と仕事をする際は、こうした知識を知っておくだけでも、相手との会話がスムーズになるかもしれません。
以上、今回はエチオピア時間の話をお送りしました。
余談:エチオピアの正月祭りを体験した時の話
私事ですが以前、日本某所で行われたエチオピアの正月祭りに参加したことがあります。
エチオピア大使(2018年当時)ご夫妻もいらっしゃって、握手させていただいた時は感激でした。
会場ではエチオピア式のコーヒーの淹れ方を見せていただきました。

豆から煎って丁寧に淹れたコーヒー。
エチオピアではコーヒーはコミュニケーションツールなのだとか。

そしてコーヒーのお供にふるまわれた“ダボ”と呼ばれるパンは、地位の高い人もしくは年配者がナイフを最初に入刀するのが習わしだそうで、この日は大使が行っていました。
その後、“インジェラ”というグルグル巻きにされた厚みのあるクレープのようなパンをいただきました。
世界で最も小さな穀物と言われるイネ科の穀物テフを使って作られるそう。
これがおいしかった。
酸味があって、南インドのイドゥリに似ていたような気がします(遠い記憶であまりおぼえていません)。

以上、与太話までお付き合いいただきありがとうございます。
ご飯も美味しかったので、機会があればぜひチャレンジしてみてください。
参考文献・サイト
『グレートジャーニー全記録Ⅱ寄り道編 我々は何処に行くのか』(関野吉晴著)
世界史の窓https://www.y-history.net/appendix/wh0103-169_1.html
発酵美食https://www.marukome.co.jp/marukome_omiso/hakkoubishoku/20200924/13538/



