今回取材をしたのはSEO事業やITコンサルティング事業を主軸にITの幅広い分野を手掛ける株式会社コンテンシャルの代表取締役・柏崎剛氏。SNSでは“SEOおじさん”の愛称で親しまれ、親しみやすい語り口から業界問わずファンが多数います。
そんな柏崎氏がコンテンシャルの創業4年目に購入し、現在でも愛用しているウブロ ビックバン アエロバンを取材しました。
今回は前編と後編の2回に記事を分けました。

▲今回取材したウブロ ビッグバンアエロバン
目次
1.「成功者の時計」として知られるウブロ。事業が軌道に乗ってから購入したのかと思いきや……。
Q時計を購入したのはいつ頃ですか
A多分ですけど2015年の7月くらいですかね。コンテンシャルを創業して4年目でした。
創業して3年目になって、ようやく本格的に会社が回ってきたくらいでしたので。
Q事業が軌道に乗ってきたので、時計を買おうと思ったのですか?
Aいえ、全然。
軌道に乗っているというのはおこがましい状況でした。何とか、何とか運営している感じで。
とても貧乏でしたよ。生活もしんどかったですからね。
Q高級時計って、お金に余力が出てから買うイメージでした
Aそうですね、でも自分のステージを上げるために必要なことでした。
ビジネスをするのであれば当然、身に着けているものも人から見られますからね。
借金をしたり、余裕がなくても良いものを手に入れたりしないと自分のステージは上がらない、と気が付いてはいたんです。
ですが実行には移していませんでした。

2.自分のステージを上げるために時計購入へ。背中を押してくれた大先輩
Q中々高級時計を買うのには勇気がいると思います。
購入を決意されたきっかけはあったのですか
A知り合いの社長さんから「好きなものがあるんだったらそれを買ったほうがいいよ」という帝王学的な言葉をかけていただいたんです。
込められているメッセージとしては多分「欲しいと思ったものを買え」ということだと思います。
でも言われたから買ったわけじゃなく、自分でも潜在的に「借金してでも良いものを買おう」と思っていました。
“わかっちゃいたけど背中押された”という感覚が近いです。
その時の自分の状況と、かけていただいた言葉が上手くはまったっていうのかな。
Q時計の中でもウブロを選んだのは何か理由があったのですか
Aマーケティングの手法に惹かれて興味をもちました。
CEOになってウブロ立て直した人(ジャン-クロード・ビバー氏)のことをテレビか何かで見たんです。
ウブロの時計自体に興味をもったというよりは、「あのロゴがついていれば素敵」と思わせるブランディングは見事だなと。
ウブロは時計業界の中でいうと、どちらかというと歴史が浅いブランドですよね。
そんな中、彗星の如く時計業界に現れて「これは良いものなんで高いです」と宣伝する強気な姿勢が魅力的でした。
自分はウブロみたいに世界で勝負をする、というわけでもないですが、やりたいことは結構似ていた気がしました。
自信をもってブランディングをするウブロの会社としての姿勢に、自分が目指す未来像を感じ取ったのかもしれないです。
3.購入した喜びの一方で感じた「これでもう逃げられない」
Q購入した当初はやはり嬉しかったんじゃないでしょうか
A購入した当初は嬉しかったというより、「頑張んなきゃな」とか「あ、これで逃げられないぞ」というのが強かったですね。
Q「逃げられないぞ」というのは何から逃げられないと思ったのですか
A腕時計の購入って、一種の投資だと思っているんです。
それは価格相場が上がってから売る、といった金銭的なことだけでなく、良い時計を買ったのであれば、それに見合う能力だったり、考えだったりを回収しないと、出した分の投資が戻ってこないので。
「元を取ろう」という感覚が近いのかもしれないです。
単純に値段が上がるかどうかだけではなくて、能力が上がったり、気持ちが高められたりすれば、それがリターンになると思っています。

4.時計は自分の機嫌を取ってくれる1つのツール
Q良いものを買って、それに見合う自分になろうという感情でしょうか?
Aそうですね、それもあるし、自分のご機嫌を取ってくれるものの1つだと思っています。
ほめてくれる人はいないですからね。社長である以上、メンバー(部下)に「頑張っていますね」と言われるのもおかしいじゃないですか(笑)。
ほかの会社の社長さんだって当然、褒めてはくれない。
それを無言で代わりに伝えてくれるものの1つが、この時計だと思っています。
5.相手が身に着けているものから感じる“コンプレックス”
Q先ほどリターンのお話をされていましたが、時計を買って何か得たものはありましたか
Aウブロを買ったから、だけではないと思うのですが、会う人が身に付けているものに注目するようになりましたね。
身に着けているものからその人のこだわりを感じられますし、その人の抱えるコンプレックスが見えることもあります。
こだわりもそうですけど、コンプレックスは特に見るかもしれないですね。
Qコンプレックスって一見マイナスな言葉ですが……。
Aそうですね。
コンプレックスって自分の引け目というか、足りないものというか、いわば後ろめたさを感じるものだと思うんですけど、そういうマイナスのものが原動力になると思うんですよね。
例えば頭があまり良くないから学歴がないとか、見た目がそんなに良くないとか、お金がないとか……。
でもそういうのがないと、人って「まぁいいか」ってなってしまうと思うんです。
別に「まぁいいか」となってしまう人のことを否定するつもりはないですが、個人的には何か原動力をもっている人のほうと関わりを持っていきたいですね。
――ありがとうございます。
前編はこれで以上です。後編では時計のお話を通じた人生論をお話いただきました。
後編は11月18日(土)に掲載予定です。お楽しみに!


