SEO事業やITコンサルティング事業を主軸にITの幅広い分野を手掛ける株式会社コンテンシャルの代表取締役・柏崎剛氏に伺ったお話を紹介します。
前編は下記をご参照ください。
事業が軌道に乗っていない創業期にローンを組んで手に入れたウブロ-前編-
https://workerswatch.com/startupperiodgetting-hublot-mens-firstpart/
6.愛用しているウブロを“手放しても良い”と考えるワケ
Q 創業当時から愛用されてきたこの時計。YouTubeでも腕にされていますが、なんと手放しても良いと思っているそうですね
A そうなんです。
着け心地も悪くないし、そのまま持っていてもいいとは思うんですが、環境だけでなくモノにも“現状維持”という状態はあると思うんです。
今年(2023年)から、会社としても今ある事業を壊す勢いで大きく変えようとしています。
会社も、私生活もどんどん壊して変化していきたいし、しなくちゃいけないと思っています。
だからこの時計には感謝していますけど、手放しても良いと考えています。
Q 人間って現状維持が一番楽だと思いますし、変化したことによって失敗するかもしれないですよね。それでも“変化”にこだわる理由は?
A 進化論で有名なチャールズ・ダーウィンが遺した名言とされている「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもない。唯一生き残るのは、変化する者である」という言葉に衝撃を受けまして。
実はこの言葉は誤解で、本当は“環境により適応した個体が生き残る”と言ったそうですが、進化論になぞらえれば環境に適応できるか否かで「生き残る」か「死」かが決まるということですよね。現代を生きる私たちに合わせた言い方にすると「幸せ」かそうじゃないか。
社会情勢に合わせて変化することは、幸せになるため、つまり人生を楽しむために大事な過程なんだと思うんです。

7.自分がどう変化するかを決める“3軸”
Q とはいえ、自分がどう変化したいのか分からない人が多いと思います。最後に柏崎さんが“変化”を選ぶうえでの基準を教えていただきたいです
A あえて言うなら自分の中に3つの軸があると思っています。
1つは、言わずもがなですが“生きがい”。
今までの生きがいではなく、新しい生きがいを見つけることですかね。
自分が変わらないですからね、ずっと現状にしがみついているんじゃ。
夢中になれるものを自分で見つけられるかどうかだと思います。
2つ目は“得点を稼ぐこと”ですかね。
ゲームで言ったらスコアが上がったり、レベルがアップしたり。新しい剣を買う、みたいな。
数として分かりやすいですよね。
人生の中で得点を積み上げている感覚です。
3つ目は“楽しい”かどうか。
嫌なことで夢中になることってあんまりないと思うんですよ。
単純に夢中になれるってことは、楽しいことだからなはずです。
家族や友人と楽しい時間を過ごすにも、お金が要りますよね。
だからお金を稼ぐために、多くの人は自分の時間を差し出して労働をします。
でも時間とお金の関係を逆に考えてみるとどうでしょう。例えば家族との時間って有限じゃないですか。
だから時間を大事にすることで、家族との時間とか、自分にとっての楽しい時間をより豊かに過ごすことができます。
お金と時間は表裏一体だと思っています。

僕自身、言うこともコロコロ変わります。
ですが、それが変化だと思っています。生きているんだから、自分の考え方だって変わって当然。変わるべきだし、変わった方がいいんです。
先ほどの進化論の言葉を自分なりに解釈をすると、頭が悪くても力はなくてもいいから、来た流れに乗って自分を変化できる者が生き残るというのが、真理だと考えています。
だから時計などのモノや現状にも執着せず、どんどん変化していきたいと思っています。
――時計のお話から、人生の考え方までお話いただきました。
柏崎さんが経営するコンテンシャルの企業理念は「楽しいで成り立つ」でした。
考えや行動の変化を受け入れつつも、柏崎さんの根本にある情熱は確固たるものを持っていらっしゃることを感じながらお話をお聞きしました。
お忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。

ムーヴメントが見えるスケルトン仕様の文字盤と、ウブロのアイコニックな意匠ともいえるラバーベルトがこの時計の特徴です。
メカニックな見た目が、所有欲をくすぐります。

均一にビスがつけられた重厚感のあるケースが、腕元で存在感を放ちます。


Dバックルにより、ベルトの劣化を防げるのも、長く愛用するうえでは嬉しいポイント。“HUBLOT”はフランス語で舷窓を表し、ビス留めされたベゼルも船の小窓をイメージしたものです。そのビスが、ブランドロゴの両隣に配されています。時計好きの心を掴む意匠が、細部まで取り入れられているのはさすがです。

裏蓋はシースルーバックになっており、自動巻きムーヴメントのCal.HUB4200の機構を楽しめます。
【総括】 ウブロといえば、1980年にイタリア人カーロ・クロッコ氏がスイスで創業したブランド。 高級時計に当時はタブー視されていたラバー製のベルトを取り入れたため、伝統を重んじる業界関係者から大きな批判を浴びてしまいます。 そんなウブロを高く評価したのが、イタリアのファッション界でした。ウブロの斬新なデザインに注目したことで、ヨーロッパ中で人気を獲得していきます。 スポーツカー・フェラーリ社との提携を実現させたり、ウサイン・ボルト元選手などのスポーツ選手をイメージしたモデルを発表したりと、優れたマーケティング力を発揮。 現在では「成功者が身に着ける時計」というイメージを確立しています。 ウブロの“業界の異端児”そして“優れたマーケティング力で成功をつかんだ”ところが、今回取材した柏崎氏と重なる気がしました。


